2015年
10月
30日
金
小学校のPTAで姿勢についての講演をしました
昨日は西区の小学校で姿勢についての講演をさせていただきました。
こんな内容です。
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1.イスの工夫・・・一番簡単な姿勢対策
腰より膝が下になるようにお尻の下にクッションを当てる。背もたれに支えをつける。
・・・バスタオルをたたんでお尻の下に当て、お尻が少し高くなるようにすると背すじを
伸ばしやすいということを確認しました。
2.姿勢のチェック・・・壁の前に立って後ずさり
カカト・ふくらはぎ・お尻・背中(肩甲骨)・頭が付きますか? どこが最初に付きます
か?
・・・頭がつかない人は猫背の可能性があります。壁へつけた時の窮屈さや違和感を
チェックしてもらいました。
3.猫背解消法・・・ポイントは二つ
・肩の内側と背中をほぐして肩甲骨の動きを良くする(資料参照)
・体の芯をしっかりさせる、腹筋:背中を丸めて行ったり来たり・背筋:指先を遠くへ
伸ばす
・・・これは体操の資料を持って行って、大胸筋ほぐし、肩甲骨の開閉運動、キラキラ星
などでしっかりほぐし、更に座ったままできる腹筋と背筋運動もしました。
4.子どもと一緒に遊び感覚で猫背治し(内側に入った肩を開く)
・・・二人組になって肩をつかんでもらい、腕を前後に振ります。思いっきり後ろへ振る
のがコツ。腕の動きがよくなります。
5.最後にもう一度姿勢のチェック・・・変化あるかな?
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皆さん熱心に聞いてくださり、大変楽しくお話しできました。
やっぱり、楽しいのが一番。お家でお子さんと一緒にやってもらるとうれしいな。
当日の様子は「散歩道のティータイム」にもアップしました。
2014年
10月
22日
水
すっかりご無沙汰すいません
ブログの更新をすっかり怠ってしまいました。時々見てくださっている方、申し訳ありません。
ブログを休んでいる間にもほのまき体操は少しずつ前進しています。
☆体操を紹介するリーフレットを作りました。ほのまき体操vol.1 肩こり対策
vol.2 お団子マッサージの2つです。もう一つ骨盤調整法を出す予定です(今月末 くらいにはできそう)。
☆11月15日(土)にウィルあいちでワークショップを行います。
詳細はトップページのお知らせをご覧下さい。上記のリーフはこのワークショップの 資料です。
☆9月にケア・ウォーキングのセミナーに参加、いろいろ面白い体操やほぐし方、歩き方 を学んできました。教室で早速やっています。11月にも参加予定。
☆某健康雑誌から取材の依頼があり、骨盤調整体操を取り上げていただける予定になって います。詳細は取材後にお知らせします。
2014年
5月
23日
金
いろいろな話題が飛び交う教室
毎週の教室、一応今週はこんなことをやろうという計画を立てていますが、生徒さんの状態や相談される内容に応じて体操の中身も変わることも多々あります。
例えば今週は
月曜:誰かに教えると記憶が定着するという話から、ほのまき体操の教え方に。お連れ合いやお母さんに教えて喜ばれている方がいて、そのコツを聞いてみた。
水曜午前:「数年前に足首を骨折し、その後何ともなかったが最近になって歩き初めなどに痛みを感じるようになった」という相談があり、その理由について皆で考えた・・・たぶん歩きすぎだろうという結論に。
水曜夜:太腿の前の部分(大腿直筋)が硬い人がいたので、バスタオルを使ってほぐした(うつ伏せになり、膝の少し上に丸めたバスタオルを置いて膝を曲げる)。この姿勢をするだけですごく痛いとか。
木曜:横隔膜と胸骨周辺をほぐして深い呼吸ができるようにした。ついでに大胸筋の解剖図(胸骨から始まっている)を見て、胸を開く体操と呼吸の関係を確認。
金曜:腕のしびれで治療を受けた人がいたのでその話を聞かせてもらう。ついでに岩月が若い頃に経験した整体や面白い体操の話など。呼吸のときに働く筋肉(横隔膜)や腹式呼吸、逆式呼吸の話も。
今週の予定は先週に続き大腰筋トレーニングのすり足と腰周りを整える体操でしたが、その他は教室ごとにバラエティーに富んでいました。
iPadを使って筋肉の説明をすると「あー、こうなってたのね」「へー、こんなところについてるんだ」といった感想が必ず出ます。そこですかさず「だから、ここをしっかりつかんで伸ばすのが大事なのよ」と。
構造を理解すると、ほぐす目的とかポイントがよくわかってより効果が出るのではないかと思っています。
2014年
5月
15日
木
大腰筋の鍛え方
昨年から、「腰まで膝を上げる足踏み」を取り入れて教室の最後にやっていますが、脚が上がりやすくなるようにすり足もやっています。
すり足って、足の裏を床から浮かせないようにあるくのです。歩幅も足の長さくらいの小幅にして。こうすると腰の奥にある大腰筋(だいようきん)が刺激されて脚を上げるのが楽になります。
大腰筋というのは背骨(腰椎)から出て、大腿骨の内側についている、上半身と下半身をつなぐ大事な筋肉です。姿勢の維持や股関節の固定という働きもあり、ここが弱ると猫背や腰曲がりになったり、股関節が不安定になったりします。脚が上がらないので階段が上れなくなる人もいます。
先日、NHKの「あさイチ」でちょうと大腰筋のことを取り上げていました。ここを鍛えると姿勢や疲れやすさが改善され、ウエストも細くなる、といった観点からお尻歩き、すり足、仰向けでの上下運動(腹直筋が辛そうだった)などを紹介していました。
すり足は能楽師の方が「お尻をちょっと後ろへ突き出すようにして足の裏を見せないで歩く」と指導していました。
そうか、お尻を突き出すのか・・・。確かにそうすると大腰筋がゆるまないので効果が上がりそうです。
今週の教室で早速やってみました。
すり足の前後に、仰向けでの脚上げ(膝は伸ばして)をやって大腰筋の状態をチェックしたら「すごく上がるようになりました!」という方が。
すり足を少々したくらいでにわかに筋肉がつくわけではなく、刺激することで活性化するのです。筋肉が目覚めるというか。
ほんのちょっとのことで大きく変化したので、とても驚いてらっしゃいました。
こういうことがあるから、教室は楽しいです。
2014年
5月
13日
火
いつまでも元気でいるコツ 3 教えることの効果
いつまでも元気でいるために体操を教えてみてはどうでしょう、と提案しました。
教える時に必要なことは、
1.体操を覚えている
当たり前のようなことですが、教室ではできるのに自分一人でやってみようとすると覚えていない、ということがあります。少しずつでいいので、覚えていくのが基本です。
2.その人に必要な体操がわかる
肩こりにはこれ、腰痛にはこれ、と適切なことがわかることが大事ですが、人によって必要なことが違うのでこれは結構難しいことです。最初は自分と同じ症状の人に自分がやってみてよかったことを教えるのがいいでしょうね。
3.やる気にさせる
相手が「肩こりだけどどうしたらいいかしら」と聞いてくればいいですが、そうでもない人にやる気を起こさせる、実はこれが一番難しいことです。
「肩がこってしょうがない」と言われた時に、自分で体操してみようと言う気持ちに上手に誘導するのが腕の見せ所です。
こうやって考えると、教えると言ってもそう簡単ではないことがわかります。簡単ではないからこそ頭も使う、そこがポイント。
サービスをただ受ける側から提供する側になる、相手をその気にさせるために頭をひねる、そういうことが元気でいられる元だと思うのです。
2014年
5月
01日
木
いつまでも元気でいるコツ 2 教えてみる
先週、このテーマで教室でお話しします、と予告しました。
で、全部の教室で提案してみました。
頭も体もシャッキリと元気でいられるコツ。
何かというと、
「皆さん、ほのまき体操を習うだけじゃなくて、身近な人に教えてみませんか?」
という提案です。
教えてもらった通りに体操をするだけじゃなくて、それを誰かに教えてみる。もちろん、相手が「教えて欲しいなあ」と思えるように魅力を語れないといけません。そこからして、すでに大変かもしれませんね。
教えてみましょう、と提案したねらいは「受け身ではなくこちらから相手に何かを提供してみましょう」ということです。
だから、もちろん体操でなくってもいいのです。仕事があるならそれでいいし、家族のためにやるべきことがいろいろあるならそれも大事なことです。
でも、退職して特にやるべきこともないなら是非!と思います。
もちろん以前から、腰痛や股関節痛のある家族に教えるにはどういう体操がいいか、と聞いてきたり、職場の肩こりのひどい後輩に教えていたり、まわりに伝えようとしている人はいました。
それを他の皆さんにもやっていただこうというわけです。
高齢になると労られることが多くなりますが、高齢でもできることはたくさんあります。ちょっと大変そうでもできることはやっている方が心身ともに元気でいられます。
サービスを受けるだけでなく、与える側になる。
そういう気持ちで体操をすると、うろ覚えではいられません。何が効いているのかという理屈も知らないと説明もできません。
・・・つまり、体だけでなく頭も使えるようになります。
教える、というのは意外と難しいですからね。特に家族には。
これからの教室では、教える時のコツもチョコチョコと入れていこうと考えています。
皆さん、お楽しみに!
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